芥川賞と直木賞の違いはキャリアとお金

「火花」で一躍通目された又吉さんの受賞が記憶が新しい「芥川賞」

個人的には小説は全くと言っていいほど触れてこなかった人生でしたが、芥川賞受賞と聞くと書店で手に取る機会が増えた気がします

そんな芥川賞ですが、もう一つ似たような賞があります それが「直木賞」この2つの違い ご存知でしょうか? なんとなく知っている方もいらっしゃるかお思いますが、あまり知らない方がほとんどだと思います 

そんな「芥川賞」と「直木賞」の違いについてご紹介します

芥川賞と直木賞の違いについて

まず芥川賞と直木賞の違いは「作者のキャリア」「作品の内容」によって異なります

まず芥川賞の場合 無名や新人といった「まだヒット作のない新生」から選出されるイメージ この受賞がキッカケで名前が売れて作品も売れていく作家さんが多いです 幅広い層の注目が集まって、小説に興味がなかった人などが手にするキッカケにもなります

直木賞の場合 比較的中堅やベテランの作家さんから「玄人好みの作品」から選ばれるイメージ 作家さんの集大成とも感じられる濃い作品が受賞されるので、小説好きの方が満足される作品が多いです

それでは それぞれの賞がどのようなものなのか「いつ、どこで、誰が、なぜ、どのように」の項目でまとめてみました その後両方の違いについてご説明いたします

芥川賞とは

【主な受賞者】 森鴎外、夏目漱石、島崎藤村、谷崎潤一郎、芥川龍之介、川端康成、宮沢賢治、太宰治、石原慎太郎、村上龍

いつ… 授賞式は年2回 上半期と下半期に分かれる

“上半期”は前年12月〜5月までに発表されたものの中から選ばれ、受賞作は7月中旬に発表される 

“下半期”は6月〜11月までに発表されたものの中から選ばれ、受賞作は翌年1月中旬に発表される

どこで…  授賞式は毎年「東京會舘(とうきょうかいかん)」のシルバールームという場所で行われます 

誰が… 芥川賞は公募方式ではなく、数多くの予備選考委員会をクリアして最終候補作が決定 その中、選考委員の討議によって受賞作が決まります まれに「受賞作なし」となる場合もあります 上半期、下半期ともに受賞作品がなかったのは昭和61年のみ

現在の芥川賞の選考委員(2017/01/10現在)は

  • 小川洋子
  • 奥泉光
  • 川上弘美
  • 島田雅彦
  • 髙樹のぶ子
  • 堀江敏幸
  • 宮本輝
  • 村上龍
  • 山田詠美
  • 吉田修一 の10名で選考されているそうです

なぜ… 1935年に文藝春秋を創業した小説家の菊池寛が、友人であった芥川龍之介の業績を称えるために作られたもの

どのように… 直木賞は、雑誌に発表された 無名、新人作家による純文学の中・短編作品の中から最も優秀なものに贈られる賞

純文学とは学術的・娯楽的・商業的な要素よりも芸術的な要素を重視した文学 マンガではなく絵画を評価する感覚でしょうか

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直木賞とは

【主な受賞者】 司馬遼太郎、志茂田景樹、つかこうへい、伊集院静、小池真理子、石田衣良、東野圭吾

いつ… 芥川賞と同じで、授賞式は年2回 上半期と下半期に分かれる

“上半期”は前年12月〜5月までに発表されたものの中から選ばれ、受賞作は7月中旬に発表される 

“下半期”は6月〜11月までに発表されたものの中から選ばれ、受賞作は翌年1月中旬に発表される

どこで…  これも芥川賞と同じ 授賞式は毎年「東京會舘(とうきょうかいかん)」のシルバールームという場所で行われます 

誰が… 直木賞もは公募方式ではなく、数多くの予備選考委員会をクリアして最終候補作が決定 その中、選考委員の討議によって受賞作が決まります まれに「受賞作なし」となる場合もあります 上半期、下半期ともに受賞作品がなかったのは 昭和14年、昭和46年、昭和52年の3回です

現在の直木賞の選考委員(2017/01/10現在)は

  • 浅田次郎
  • 伊集院静
  • 北方謙三
  • 桐野夏生
  • 髙村薫
  • 林真理子
  • 東野圭吾
  • 宮城谷昌光
  • 宮部みゆき の10名で選考されているそうです

なぜ… 1935年に文藝春秋を創業した小説家の菊池寛が、友人であった直木三十五の業績を称えるために作られたもの 芥川賞と直木賞は一緒に作られたものだったのです

どのように… 新聞、雑誌、単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中で最も優秀な作品に送られる賞です

大衆文芸とは娯楽性に重きを置いた読者本位の小説の総称です 

受賞したらお金はいくらもらえるのか

こういった話はつい「賞金」が気になってしまいます

しかし芥川賞、直木賞ともに 正賞は懐中時計、副賞は100万円となっています 一見少ない気がしますが、賞を獲った恩恵はこれだけではありません

  • 作品の売上増加
  • 映画、ドラマなどの原案
  • メディア出演 などで恩恵はかなりありそうです

3万部売れればベストセラーと言われる昨今、驚異的な売上を叩きだした「火花」で芥川賞を受賞された又吉さんを例に考えてみます

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◎火花の発行部数 約240万部

◎印税 一般的に「定価×部数から10%」と言われています 火花の定価は税込1,296円

つまり「1,296×2,400,000×(0.1)」なので、書籍だけで約3億円の印税が手に入ったということになります 所属事務所である吉本興業がこれからどの程度持っていくかはわかりませんが、かなり夢のある話です

芥川賞、直木賞ともに一番のメリットは「世の中から注目される」ということ この作品の次の売上も期待できますし、作家としての扱いも変わってくるかと思います

今回の記事を通して小説に興味をあたえてくれるキッカケとして、今後両方の賞に注目していきたいと思います 

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